AGA治療薬(薄毛治療薬)でオススメはどれ？どこで買う？種類や選び方を解説

薄毛や抜け毛で悩んでいて、AGA治療を検討している方は多いと思います。

ですがAGA治療薬はいくつか種類があり、どの薬にどんな作用があるのか？どう選べばいいのか？と疑問を持っている方もいますよね。

この記事では、

など、AGA治療薬について詳しくまとめました。

AGA治療を検討中の方は、ぜひ参考にして下さい。

AGAの薬の種類

AGA治療薬には、3つの種類があります。

ミノキシジルは市販の育毛剤でもよく使用されている成分なので、ご存知の方も多いと思います。

ですが名前は知っていても、詳しい効果や作用はわからない方も多いですよね。

その他、フィナステリドやデュタステリドもAGA治療でよく使用されている薬です。

それぞれの効果について、詳しく説明します。

ミノキシジル

ミノキシジルは、もともと高血圧治療薬として開発された薬でした。

ところが臨床試験の過程で、「発毛効果」が確認され、現在では男性型脱毛症（AGA）の治療薬として広く使用されています。

発毛のメカニズムについては、血管を拡張させる作用により、頭皮の血行を改善することで発毛を促進します。

また、休止期に入った毛根に直接働きかけ、成長期への移行を促す効果もあります。

ミノキシジルは育毛剤やスプレーなどの形で使用でき、自宅で手軽に継続的なケアが可能です。

ただし、使用にあたって注意すべき点がいくつかあります。

薬の効果には個人差があり、誰もが劇的な発毛効果を得られるわけではありません。

そのため、使用を検討される場合は、まず医師に相談することをお勧めします。

フィナステリド

フィナステリドは、AGAの原因物質とされるDHT（ジヒドロテストステロン）の生成を抑える働きを持つ治療薬です。

テストステロンからDHTへの変換を担う5α還元酵素の働きを阻害することで、抜け毛を防ぎ、既存の髪を維持する効果が期待できます。

臨床試験では、服用開始から3～6ヶ月程度で効果を実感できる人が多いとされています。

特に前頭部や頭頂部の発毛効果が認められており、若い世代での治療効果が高いことがわかっています。

注意すべき点として、この薬は男性ホルモンに作用するため、以下のような特徴があります。

服用を中断すると効果が徐々に失われていくため、継続的な服用が重要です。

また、副作用の可能性もあることから、定期的な通院と医師による経過観察が必要になります。

デュタステリド

デュタステリドは、フィナステリドと同様にDHT（ジヒドロテストステロン）の生成を抑制する薬ですが、より強力な効果を持つ治療薬として知られています。

5α還元酵素のタイプⅠとタイプⅡの両方を阻害することで、フィナステリドよりも高いDHT抑制効果を発揮します。

当初は前立腺肥大症の治療薬として開発されましたが、その後、AGAへの効果も認められ、男性型脱毛症の治療薬としても承認されました。

治療効果については、フィナステリドと比較してより高い発毛効果が期待できるとされています。

フィナステリドでの治療効果が十分でない場合の切り替え治療薬としても有効です。

効果の実感には3～6ヶ月程度かかりますが、継続的な服用により、頭頂部や前頭部の発毛と既存の髪の毛の維持が期待できます。

ただし、強力な薬剤であるため、以下のような厳格な使用制限があります。

また、服用中止後は効果が失われていくため、継続的な服用が必要です。

価格面では、フィナステリドと比べてやや高額になる傾向にありますが、高い効果を求めて選択する方も多いです。

より強力な治療効果が期待できる反面、副作用のリスクも考慮する必要があります。

使用を検討される場合は、これまでの治療経過や症状の程度、生活環境などを含めて、医師としっかり相談することが重要です。

AGAの薬の選び方

AGA治療薬には、さまざまな種類があります。

どの薬を使うか、どの薬を組み合わせるかによって、効果なども変わってきます。

医師が患者さんの頭皮の状態などを見て、どの薬が適切かを判断し、薬を決めます。

どのように薬を選べばいいのか、詳しく説明しますね。

進行具合で選ぶ

まずはAGAの進行具合で選ぶ方法についてです。

まだ薄毛に悩んでおらず、現状維持をしたい方には、フィナステリドやデュタステリドがオススメです。

これらの薬はどちらも薄毛の進行を抑える効果があるため、AGAの進行を食い止め、頭皮の現状維持をサポートしてくれます。

続いて、薄毛が気になっていて毛量を増やしたい方には、ミノキシジルがオススメです。

ミノキシジルは頭皮の血行を促進し、栄養を行き渡らせるので、発毛効果が期待できます。

内服薬と外用薬の2種類がありますが、特に効果が高いのは内服薬です。

最後に、薄毛の進行を抑えながら毛量を増やしたい方は、フィナステリドやデュタステリドとミノキシジルを併用するのがオススメです。

AGAの進行を食い止める効果と、発毛効果を同時に得ることで、高い効果が期待できます。

このように、AGAの進行具合や得たい効果によって、適切な薬が変わってきます。

価格で選ぶ

AGA治療専門のクリニックを探すと、たくさんありますよね。

クリニックによってプランや料金が変わってくるので、事前に価格を確認しておくことは重要です。

特にAGA治療は長期にわたって薬の服用を続ける必要があるため、継続しやすい料金のクリニックを選びたいですよね。

クリニックの選び方は薬の料金だけでなく、診察料や再診料、検査費用など、薬代以外の料金もチェックしておきましょう。

クリニックによってはお得なプランやキャンペーンを行っている場合もあるため、お得に利用できるクリニックを選ぶのもいいでしょう。

AGAの薬はどこで買える？

AGA治療薬が欲しいけど、どこで購入できるの？と疑問の方もいると思います。

なのでAGA治療薬の入手方法についても、詳しく書いておきますね。

AGA治療薬(薄毛治療薬)は市販されていない

AGA治療薬は市販されておらず、手に入れるには医師に処方してもらう必要があります。

ミノキシジルは市販されていそうなイメージがありますが、ミノキシジルの成分が少し入ったシャンプーがあるためでしょうね。

ですので市販、薬局などで手に入れることはできません。

もちろん濃度が濃い方が強く働きかけます。

AGAの薬の個人輸入は危険

まず始めに、これは大切なことなので言わせて下さい。

通販サイトでAGA治療薬を販売している場合がありますが、通販サイトでは購入しないで下さい。

日本では通販サイトで医薬品を販売するのは禁止されています。

薬を販売している通販サイトは、海外からの輸入品を販売しています。

つまり通販サイトに見えて、実は個人輸入サイトなんです。

個人輸入がなぜ危険なのか？

それは偽物の薬が届いたり、商品の保管状態が悪かったりするリスクが高いからです。

偽物の薬や品質の悪い薬を使用した場合、健康被害が出る危険があります。

もし健康被害が出たとしても、通販サイトは責任を取ってくれません。

大きなリスクを冒して薬を手に入れるのはやめましょう。

AGA専門のクリニックで処方してもらえる

AGA治療薬を入手する方法として、一般的なのはAGA専門のクリニックを利用することです。

今ではAGA専門のクリニックも増えているので、お近くのクリニックを探してみて下さいね。

クリニックに行くと、専門医師が健康状態や頭皮の状態を詳しく検査し、患者さんに適した薬を処方します。

患者さんの薄毛の進行具合や頭皮の状態によって、薬の量や組み合わせ、期間が変わります。

定期的にクリニックに通うのはめんどうですが、通うメリットとしては定期的に検査をしたり頭皮を観察してもらえるので、安全であったり、改善具合がわかりやすいです。

AGA治療のオンラインクリニックがオススメ

AGA治療を行っているオンラインクリニックもあります。

オンラインクリニックとは、スマホやパソコンを使用して、医師がビデオ通話でオンライン診療を行います。

オンライン診療では薬も処方してもらえますし、処方された薬は郵送で自宅に届くので、クリニックに通う必要がありません。

また、クリニックに行かなくてもオンラインで医師と話せるので、手軽に相談しやすいのも嬉しいポイントです。

オンラインクリニックは自由診療なので、健康保険証の提示も要らず、スマホやパソコンさえあれば簡単に利用できます。

クリニックによっては、朝や夜でも診察可能だったり、土日祝日も診察を行っている場合も多いです。

なので仕事などで忙しい方でも、オンラインクリニックなら利用しやすいと思います。

AGAの原因は？

AGAは、多くの男性に見られる薄毛の代表的な症状です。
特徴としては、生え際が後退する・頭頂部が薄くなるといった進行がゆっくりと起こります。

その主な原因は以下の要素が複雑に絡み合っています。

---

男性ホルモンの影響

AGAの最大の原因は、男性ホルモン「テストステロン」が体内で変換されて生じる DHT（ジヒドロテストステロン） です。

DHTは毛根の細胞に作用し、髪の成長期を短くしてしまいます。
その結果、太く長く育つはずの髪が細く短いまま抜け落ちてしまい、徐々に薄毛が進行します。

---

遺伝的要素

AGAは遺伝の影響が強いといわれています。
家族や親族に薄毛の人が多い場合、自分も発症しやすい傾向があります。
特に母方の遺伝が関係しやすいという説もあります。

---

加齢による変化

年齢を重ねるとホルモンバランスが変化し、毛根の働きも弱まってきます。
若いうちから始まる人もいれば、30代以降に目立ち始める人も多く、発症時期には個人差があります。

---

生活習慣やストレス

直接の原因はDHTですが、睡眠不足・食生活の乱れ・喫煙・過度なストレスといった生活習慣の乱れは、血流やホルモンバランスに影響し、薄毛の進行を早める要因となります。

---

このように、男性のAGAは「DHTによる毛根への影響」が中心にあり、そこに遺伝や生活習慣といった要素が加わって発症・進行していきます。

つまり、体質的な部分だけでなく、日常の過ごし方も進行スピードに関係してくるのです。

AGA治療薬に関するよくある質問

AGA治療薬は一生飲み続ける必要がありますか？

AGA治療薬は、基本的に継続して使用することが前提となっています。AGAは進行性の症状であり、治療薬はその進行を抑えたり、発毛を促進したりする働きをしますが、根本的に治癒させるものではありません。
そのため、服用を止めると数ヶ月から半年程度で、徐々に治療前の状態に戻ってしまうことが多いです。せっかく改善した髪の状態を維持するためには、継続的な使用が必要になります。
ただし、年齢を重ねてAGAの進行が自然に緩やかになったり、生活環境の変化などで治療を見直すタイミングが来ることもあります。長期的な視点で医師と相談しながら、自分に合った治療計画を立てていくことが大切です。

---

ジェネリック医薬品でも効果は同じですか？

はい、ジェネリック医薬品でも先発医薬品と同等の効果が期待できます。ジェネリック医薬品は、先発医薬品の特許が切れた後に製造される後発医薬品で、有効成分や効果は先発品と同じです。
ジェネリック医薬品の最大のメリットは、価格が安いという点です。先発品と比較して3割から5割程度の価格で入手できることが多く、長期的に続ける必要があるAGA治療において、経済的な負担を軽減できます。添加物や製造方法に若干の違いはありますが、有効成分の量や効果については、厳しい基準をクリアして承認されているので安心して使用できます。

---

複数のAGA治療薬を併用してもいいですか？

AGA治療薬の併用は、医師の指導のもとで行えば可能ですし、むしろ効果的な場合もあります。ただし、自己判断での併用は絶対に避けてください。
よく行われる併用パターンとしては、フィナステリドやデュタステリドといった内服薬と、ミノキシジル外用薬の組み合わせがあります。これらは作用機序が異なるため、併用することでより高い効果が期待できます。内服薬がAGAの進行を抑え、外用薬が発毛を促進するという、相乗効果を狙った治療法です。
一方で、フィナステリドとデュタステリドの併用は推奨されていません。これらは同じような働きをする薬なので、併用しても効果が倍増するわけではなく、むしろ副作用のリスクが高まる可能性があります。
どの薬をどのように組み合わせるかは、症状の程度や体質、予算などを考慮して医師が判断します。必ず専門家の指示に従って使用するようにしましょう。

---

個人輸入で購入しても大丈夫ですか？

個人輸入でのAGA治療薬の購入は、おすすめできません。確かに価格が安いというメリットはありますが、それ以上にリスクが大きいからです。
まず、個人輸入で入手した薬には偽物や粗悪品が混じっている可能性があります。見た目は本物そっくりでも、有効成分が入っていなかったり、逆に過剰に含まれていたり、不純物が混入していたりするケースが報告されています。これらを服用すると、効果がないどころか健康被害を受ける危険性があります。
また、個人輸入で購入した薬を使用して何か問題が起きても、すべて自己責任となります。副作用が出た場合でも、医薬品副作用被害救済制度の対象外となるため、公的な補償を受けることができません。
さらに、医師の診察を受けずに薬を使用すると、自分の体質に合っているかどうか、他の薬との飲み合わせに問題がないかなどを確認できません。AGA治療は長期間にわたるものなので、安全性を最優先に考え、必ず医療機関で処方してもらうようにしましょう。

---

AGA治療薬を飲み忘れたらどうすればいいですか？

AGA治療薬を飲み忘れてしまった場合の対応は、気づいたタイミングによって変わります。
飲み忘れに気づいたのが、本来飲む時間からそれほど経っていない場合は、気づいた時点ですぐに服用しても問題ありません。ただし、次に飲む時間が近づいている場合は、1回分を飛ばして次回から通常通り服用するようにしましょう。
絶対にやってはいけないのが、飲み忘れた分をまとめて飲むことです。2回分を一度に服用すると、血中濃度が急激に上がり、副作用のリスクが高まります。1回飲み忘れたからといってすぐに効果がなくなるわけではないので、焦らず通常のスケジュールに戻すことが大切です。
飲み忘れを防ぐためには、毎日決まった時間に服用する習慣をつけるとよいでしょう。スマートフォンのアラーム機能やお薬管理アプリを活用するのも効果的です。
どうしても飲み忘れが多い場合や、対応に迷った場合は、医師や薬剤師に相談してください。

---